ヘルシープレートの魅力 CKD重症化予防

 

慢性腎臓病予防は、将来透析に進むのを遅らせることが目的です

 

   独立行政法人国立病院機構京都医療センター

臨床研究 センター予防医学研究室

                               室長 坂根 直樹

 

 このプレートを利用するには、必ず主治医、または管理栄養士さんの指導の下に行ってください。

 

慢性腎臓病を予防する3つの検査」・・・血圧、血糖、脂質の管理

 腎機能が低下したり、たんぱく尿が出るのが慢性腎臓病(CKD)です。透析が導入される原因として、糖尿病から腎臓が悪くなる「糖尿病性腎症」が日本では最も多く、次が慢性糸球体腎炎、第3が高血圧が原因で腎臓が悪くなる「腎硬化症」になります他にも、尿酸値が高くて起こる「痛風腎」、肥満と関連して起きる「肥満関連腎症」があります。

 慢性腎臓病を予防するためには、血圧、血糖、脂質を管理することが大切です。例えば、糖尿病患者では血圧を130/80mmHg未満、血糖コントロールは7%未満、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)120mg/dL未満を目指します。これらを達成することで腎症の進展が抑えられることがわかっています。

 

慢性腎臓病を予防する「3つの習慣」・・・減塩、減量、そして禁煙

 腎臓に負担をかけるものとして「塩分」はよく知られています。しかし、実際に減塩はなかなか難しいものです。このプレートをつかうことで、知らずに減塩できるかもしれません。内臓脂肪が多いと、腎機能が悪化することが知られています。朝と晩に体重計にのって、体重管理に取り組んでみて下さい。そして、血管を傷つけるタバコ。何よりも「禁煙」が大切ですね。

 

腎臓に負担をかけるのは「たんぱく質」・・・その理由と対策

 3大栄養素の中で、炭水化物と脂肪は体内でエネルギーとして使われ、代謝されると水と二酸化炭素となり、息や尿の中に排泄されますので、身体に毒となる老廃物にはほとんどなりません。

 ところが、たんぱく質は体内でエネルギーとして使われた後、尿素窒素など有毒な老廃物に変わります。この有害な老廃物の処理をしているのが腎臓なのです。そのため、腎臓が弱った人がたんぱく質をとり過ぎると、腎臓の負担が増えるわけです。それでは、たんぱく質を減らせば、腎臓の負担が軽くなるんじゃないのか、ということが考えられます。そのために、開発されたのがこのプレートなのです。

 

透析予防を目指した食事療法が必要

 

 腎臓を守るためには、たんぱく質と塩分を制限するだけなく、十分なエネルギーを確保しておくことが大切です。十分なエネルギーを確保しないと、身体の筋肉が壊れやすくなるために、老廃物がたまりやすくなります。タコが自分の足を食べるのと同じで、自分の筋肉をたべているようなものです。たんぱく制限と減塩、さらにはエネルギーの確保するという食事療法にチャレンジしましょう。

 

山内惠子と慢性腎臓病の 深~ 関係

 

腎不全の低たんぱく食との出会い

 栄養士になってすぐ栃木県の済生会宇都宮病院に勤務しました。当時まだ透析(人工腎臓)の機械はなかったので、腹膜を利用して胎内の毒素を体外に除去していました。初めてベッドサイドにずらっと並んだ点滴の瓶の中に入った透析液で、毒素を取り除いているのを見た時、ビックリしたことを覚えています。体内に毒素をためないために、医師からの食事依頼箋は、12000kcalたんぱく質30gという厳しいものでした。現在のようなたんぱく質調整食品は何もない時代ですから、手作りのシャーベットや、エネルギー確保のためのおやつを工夫し、病棟に運んだものです。エネルギー確保を糖質や油脂に依存するしかなかった低たんぱく食ですが、今は夢のように簡単に、美味しくできる時代になったなと実感しています。

 

低たんぱく食との再会

 結婚出産後愛知県に移り、子育てもひと段落したところで再就職したのが、岡崎市医師会公衆衛生センターです。ここは健診センターでしたが、人間ドックの事後指導の他、病医院から予約を取る形での病態栄養相談や運動指導なども行っていました。たまたま市民病院に緊急入院した糖尿病患者さんが、退院後クレアチニンが高くなっていたということで、栄養相談の予約が入り、低たんぱく食の指導をしたところデータ改善が認められ、以降市民病院はじめ他の病医院からも、腎不全の患者さんが送られてくるようになりました。白米を酵素処理してタンパクを除去する低たんぱくご飯が開発されたことから、110gの低たんぱく食が割とスムーズに行えるようになりました。尿素窒素(たんぱく質が体内で利用されると作られる毒素)は、十分な熱量が確保された状態で、たんぱく質が少ない食事になれば、データ改善しますから、患者さんのモチベーションが上がります。低たんぱく食を実施していただくことで、「透析導入が怖くなくなった。」「透析になっても、食べ方が分かっているから」「あとは透析にかけた分だけこうすればよい」と自分で管理できるといった声が聞けました。

 

発病と幼子でもできる低たんぱく食・・・大切なことは続けること!

 岡崎市医師会で病診連携栄養相談が10年を経過した頃、初孫が幼くして腎不全になるという出来事がありました。

いままで、腎不全の患者様のケアをしてきたことは、孫のためだったかとも思えましたし、同時に孫を通して、「より簡単にできる指導法を生み出せ」と神様からのメッセージを受けたような気がしたものです。2歳からの低たんぱく食がスタートしました。当時、小学入学前には透析か、移植との宣告を受けましたが、順調に低たんぱく食でのコントロールができました。私の還暦記念日に合わせて、高校受験前に腎移植し、今は元気に過ごしています。彼のエピソードはまた機会があったらご紹介します。

 

ヘルシープレートで「簡単低たんぱく食」を実現!!

 

 とはいっても、食事に含まれるたんぱく質をカウントし、エネルギー不足にならないよう配慮し・・・と低たんぱく食を毎日続けるのは大変なことです。そこで生まれたのが、ヘルシープレートのイ6ラストどおりにもりつけるだけで、11012g程度のタンパク食 食塩2g程度 エネルギーも600700kcalキープできます。

まずはお試しあれ!

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  • イラストのない白無地のヘルシープレート(定価1800円)に低たんぱく食が簡単にできるメニューやクイズで学ぶ腎不全の基礎知識満載の本(定価1500円)と盛り付け方が一目でわかるランチョンマット(500円)をセットしました。難しい低たんぱく食もこれでOK! 3800円(税抜定価)
  • 低たんぱくご飯の量、間食の量などは年齢、糖尿病の有無などによって異なりますので、担当の栄養士さんとご相談ください
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